やよいの青色申告オンラインとは

業務ソフト「弥生シリーズ」を提供している弥生株式会社の個人事業主向けクラウド会計ソフトで、クラウド会計ソフト大手3社の中ではfreee、MFクラウドに続いて2014年10月にサービスを開始しています。

その後、約1年でクラウド会計ソフトシェア50%となり、サービス開始から約1年半後の2016年3月には53%までシェアを伸ばし(※)、後発ながら驚異的な猛追を見せています。※MM総研 クラウド会計ソフトの利用状況調査(2016年3月末)

確定申告に特化した個人事業主向け会計ソフトとしては、長年「弥生シリーズ」のPCにインストールするデスクトップ型「やよいの青色申告」が定番で、今もなお個人事業主の申告ソフトのベストセラー(※)になっています。※BCN AWARD2016申告部門1位

デスクトップ版「やよいの青色申告」は高いシェアを誇る一方で、Windowsソフトであるが故に(業務ソフトの大半はWindowsですが)、MacユーザーはBootCampで仮想のWindows環境を作るなどの必要があり、そもそも会計ソフトを使うこと自体が手間でした(会計ソフトのためだけにWindowsマシンを持っていたり、、、)。クラウドの「やよいの青色申告オンライン」はMacでデスクトップ版「やよいの青色申告」を利用していた会計ソフト難民を救済してくれる存在とも言えます。

やよいの青色申告オンラインの特徴

「やよいの青色申告オンライン」は姉妹製品の白色申告専用ソフト「やよいの白色申告オンライン」と同様、簿記や会計の専門知識が必要なく、誰でもかんたんに帳簿付けと確定申告書の作成ができる初心者向けのクラウド会計ソフトです。

発売当初の弥生の岡本社長のインタビューからは、デスクトップ版「やよいの青色申告」よりも、さらに初心者(白色申告を無記帳でしていた人)をターゲットにしている製品だという発言も確認できます。

銀行口座、各種サービス連携

「やよいの青色申告オンライン」は独自の銀行口座やクレジットカード明細との連携機能がfreee、MFクラウドに比べるとやや弱く、外部アプリ・関連サービス(Zaim、MoneyTree、MoneyLookなど)と連携することで連携機能を補完しています。
そのため、連携機能を使う場合は外部サービスでもアカウント登録をしておく必要があり、初めの連携設定についてもfreee、MFクラウドと比べるとやや手間が必要です。ですが、手間をかけてでも一度設定しまえば連携そのものの機能に差はありません。

その他、POSレジや経費精算アプリ、請求書発行管理サービス「Misoca」など関連するバックオフィス系サービスとの連携もしています。

取引の入力

「やよいの青色申告オンライン」は簿記の知識がなくても青色申告に必要な複式簿記の形式で取引入力ができる“かんたん取引入力”を備えています。ある程度、簿記の知識があったり既に複式簿記での入力に慣れている人には慣れ親しんだ仕訳の入力も可能です。

▼かんたん取引入力画面イメージ
かんたん取引入力

▼仕訳入力画面イメージ

確定申告書の作成

デスクトップ版「やよいの青色申告」とほぼ同等の機能で、複雑で面倒な税金も全て自動で計算してくれます。
画面の案内と手順に沿って必要事項を入力していくと最終的にはプリントアウトするだけで税務署に提出可能な必要書類が一式作成できます。

▼確定申告書作成画面イメージ

スマホアプリ

iOS、Android共に公式のアプリを提供していて外出先でのちょっとした経費や、交通費の入力などPCを立ち上げないでも入力することが可能です。

取引の入力機能がメインでアプリ単体で確定申告書の作成まで完結するものではありません。

サポート

チャット・メール・電話・遠隔の画面共有などサポート手段とサポート領域が手厚く用意されていますが、プランによってサポートの内容が変わります。詳しくは料金(キャンペーン)で解説します。

料金(キャンペーン)

お試しプランからサポート付きの最上位プランまで3つのプランがあります。

  • 無料体験プラン
    • 0円
    • 最大2カ月無料で使る(申込日の翌月末日まで有効)
    • 確定申告書の作成はできない
  • セルフプラン
    • 0円(キャンペーン適用価格)
      翌年から年額8,640円(税込)
    • 全ての機能が使えるが、サポートはなし
  • ベーシックプラン
    • 6,480円(キャンペーン適用価格)
      翌年から年額12,960円(税込)
    • 全ての機能が使えて、電話・メールサポート/業務相談サービスが利用可能

おすすめは、キャンペーン適用で初年度無償(0円)で使えるセルフプランです。
操作方法や仕訳の勘定科目などちょっとした質問やサポートが必要になった場合には、後からでもベーシックプランに切り替えることが可能です。

まずは1年間お試し感覚でセルフプランを利用して、確定申告書の作成まで一通りの機能を使ってみるのがいいでしょう。無料体験プラン(2ヵ月無償)は機能制限があり確定申告書作成ができず、使い勝手の検証としてはやや不十分です。

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